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↑ 第379爆撃航空団所属(379th BW)のKC-135A。この航空団傘下の第920空中給油飛行隊(920th ARS)の所属と思われ、1985年時点ではこの機体の尾翼のチップには青地に黄色で大きな鷲の絵柄が入っていた。因みに379th BW B-52Gは、B-17時代からの伝統である尾翼に大きなシェブロン(三角形)と”K”の文字が書かれた有名なマーキングであった。第二次大戦中は、第8空軍第41爆撃航空団に席をおいて、イギリスのキンボルトン空軍基地をベースにドイツの諸点を爆撃している。B-52時代は本拠地がミシガン州ウォートスミス空軍基地であったが、1992年に飛行隊は解散している。
↑ 松野氏が1990年3月横田基地で撮影された第93爆撃航空団(93th BW )所属のKC-135A 。93th BWのB-52Gはその後横田基地航空祭に度々展示された部隊である。尾翼には、キャッスル空軍基地を本拠地としていた同航空団のシンボル”城塞”が描かれている。大きな恐竜のノーズアートが書かれているが、飛行中隊は恐らく第924空中給油中隊と思われる。この飛行隊は1992年に一度閉鎖されたが、2007年以降マコーネルAFBでKC-46Aのアソシエイト飛行隊として復活したようである。
↑ さて尾翼のチップが白地に黄色い矢尻となっているのは、マーチ空軍基地をベースにしている第452航空輸送航空団傘下の第336空中給油飛行隊(336th ARs)のKC-135Aと思われる。左側面の機首には452nd AMWのインシグニアが書かれていた。この飛行隊も機体がチャコールグレーに塗り替わった際、尾翼のデザインを変え、黄色いベルトに旧国籍マークを入れた御馴染みのものに変わっている。
↑ チップが白地に青い矢印の機体は、グリソム空軍基地の第72空中給油飛行隊のKC-135A。第二次大戦中の1943年に創設された部隊でC-47でヨーロッパ戦線でも活躍した伝統のある飛行隊。ノルマンディ上陸作戦をロジステックの面で支援して勲章も受領している部隊だ。2022年お現在でもKC-135Rを使って給油任務を負っている。日本ではSACバンドと呼んでいる”SAC Milky Way Band"の右側面は予備役軍団のインシグニアである。
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Wings
↓ 撮影日の記録がないのであるが、1985年前後に横田基地で撮影した空軍予備役軍団”AFRES”のKC-135A 2機。尾翼のチップが黄色と青色の2機は同日に離陸して行った。AFRESのKC-135Aの飛来は珍しいらしく、当日多くの航空ファンが駆け付けた。
↑ 1986年9月に松野氏が嘉手納で撮影された第9戦略偵察航空団所属(9th SRW)のKC-135A。1日に3機もこの帯の入ったグレー色のQ型を撮れるなんて幸運に恵まれておられる。9th SRWは、ご存知U-2やSR-71などを運用する航空団でビール空軍基地が本拠地だが、嘉手納にもSR-71Aの分遣隊を持っていた。それまで第100空中給油航空団が担当していたSR-71Aへの空中給油支援の役割を、1983年3月この航空団が引き継いだものであるが、KC-135Aは、この頃ダークグリーンに模様替えしていたので、この部隊のグレー色の機体を撮れる期間は長くなかったはず。飛行中隊は恐らく第349空中給油中隊であるが、この飛行隊は、現在でもマッコウーネル空軍基地で活躍している。
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